腸脳相関とは、生物にとって重要な器官である脳と腸がお互いに密接に影響を及ぼしあうことを示す言葉
精神的なストレスが胃腸の不調をきたしたり、逆に胃腸の不調が頭痛、めまい、不安、うつ症状をきたすことは、以前より知られています。
近年の研究で、腸と脳は自律神経やホルモン等の情報伝達系を介して、密接に関わっていることがわかってきました。
脳にストレスがかかると、視床下部や下垂体からホルモンを介してシグナルが伝達されます。
その情報が副腎に伝わり、副腎からコルチゾールというホルモンが分泌されます。
このコルチゾールがストレスに対するさまざまな生体反応を引き起こすのです。
脳の不調によりさまざまな胃腸症状が出る病気として、良く知られているものに機能性消化管障害があります
機能性胃腸障害には、胃痛や、胃もたれなどを特徴とする機能性ディスペプシアと腹痛、下痢、便秘などを特徴とする過敏性腸症候群があります。
内臓自体には病気がみられないのに、多彩な腹部症状が生じる病態をいいます。
日本人の10~15%の方にみられるといわれており、非常に頻度の高い病気です。
この過敏性胃腸症候群に腸脳相関が深く関わっていると考えられています。
うつ病や自閉症などの精神疾患に腸脳相関が関わっているという研究が増えています
うつ病の患者さんの腸内細菌ではビフィズス菌や乳酸菌が少ないとの報告や、ビフィズス菌が少ないとコルチゾール(ストレスなどで分泌量が増えるホルモン)が多くなるといった報告があります。
またプロバイオティクス(ビフィズス菌、乳酸菌等の体に良い働きをする微生物)を用いたヒトによるうつ症状の改善試験が試みられていて、症状の改善が認められたという報告があります。
うつ病のような精神疾患と腸内細菌叢にもとづく腸脳相関との関連について、今後の研究の進展か期待されています。
腸内細菌がつくるホルモンが人の感情を左右する
一方我々が脳で幸せを感じるもととなる物質にセロトニンがあります。
この「幸せホルモン」セロトニンは、たんぱく質を分解する過程で発生するアミノ酸によって、腸内で合成されています。
最新の研究で、セロトニンの全体の90%が腸管で作られることが明らかとなっています。
また「やる気ホルモン」ドーパミンも、セロトニンと同様にほとんど腸内で合成されています。
その合成には腸内細菌が深く関わっています。
腸内細菌はトリプトファンという必須アミノ酸を原料にセロトニンを合成し、フェニルアラニンというアミノ酸からドーパミン合成します。
このセロトニンやドーパミンが脳内で作用すると、幸せを実感し、前向きな気持ちをもって、健康ですごせるとされています。
近年増加しているうつ病などは、セロトニンが少なくなっていることが原因といわれています。
普段生活で感じる幸福感、やる気が腸内細菌によってもたらされている
日々の生活で、なんか調子が良いときってありますよね。
腸内環境が良くなり、腸内細菌の働きが活性化する。
その結果セロトニンやドーパミンが増加する。
心身ともに健康で、自分の気持ちや生き方が良い方向に向かっていく。
精神状態が良くなることで、脳のストレスが軽減し、そのことでさらに腸内環境が改善する。
腸脳相関が良好なスパイラルになりますね。
腸脳相関を良好な状態を保つことで、どんどん体調が改善する
逆に負のサイクルに入ったらどうでしょうか?
考えただけでぞっとします。
日常生活において脳のストレスを溜めないこと、腸内環境を良くすることに努める。
これらを意識して生活していきましょう。
最高のパフォーマンスが発揮できるようになるはずです。
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